間取りによくあるSLDKの”S”とは何ですか?
“S”はサービスルームの頭文字。3SLDKならば、3部屋+リビングダイニングキッチン+サービスルームです。3SLDKのほかに3LDK+S、と表記されることもあります。
サービスルームとは居室と表記できない部屋
間取りの表記では、居室の要件を満たさないサービスルームを”LDKの前につく3とか4(居室数)”に加えることができません。
建築基準法では以下の二つを居室の要件としています。
- 採光に必要な窓などの開口部が床面積の1/7以上
- 換気に必要な開口部が床面積の1/20以上
換気のための開口部は(ほとんどの場合)クリアできるので、設計上、採光が充分にとれずサービスルームとなる部屋が多いです。
サービスルームは趣味の部屋?
サービスルームは、居室未満の部屋のことで、納戸(物置)・クローゼット・書斎・趣味の部屋として利用できます。
居室未満とはいえ、コンセント・テレビアンテナなどを備えたサービスルームが多く、部屋として使うことが可能だからです。
運営者
わたしは納戸で受験勉強をしていました
狭くつくられることが多いサービスルームは、本を読んだり、勉強するのに集中しやすいです。
珍しいところでは、白黒写真の現像をする暗室としてサービスルームを利用していた人がいました。サービスルームは大きな窓がなく、大がかりな遮光も必要ないことから暗室に最適だったようです。
【まとめ】サービスルームはプラス一部屋
実質的に部屋として使えるサービスルームは、プラス一部屋として考えることができます。
マンション売却の際には、居室としての表記はできませんが、趣味の部屋としてワクワク感を演出することができれば、サービスルームも決してマイナス要因にはなりません。