掃き出し窓とは、下端が床と同じ高さになっている窓。
イメージとして、リビングの大きな窓が「掃き出し窓」です。
庭やバルコニーに出入りができる大きさで、以前は室内のごみを外部に掃き出すための窓だった。
「掃き出し窓」は英語でも”Sweep Window”と同じ意味を指します。
掃き出し窓と腰窓との違い
掃き出し窓と違い、床と窓に高低差があるのが「腰窓」。
腰くらいの高さの窓といった意味なのでしょう。
腰窓は子供部屋などに設計されることが多い窓。
一戸建てでは2階の居室に使います。
腰窓は転落防止に一定の役割があるのが特徴です。
2階の子供部屋が(バルコニーもなく)掃き出し窓になっていたら恐怖しかありません。
転落の不安がないリビングなどは、掃き出し窓を設置して大きな採光面とするのが一般的です。
保温効果が下がる「掃き出し窓」
よく「マンションは一戸建てに比べて暖かい」と言われます。
これは鉄筋コンクリート造による保温効果もありますが、一戸建てに比べてマンションの窓が少ないことも影響しています。
壁と比較して窓には断熱効果が低く、熱を逃がしやすくなっています。
当然、小さな腰窓より、大きな掃き出し窓のほうが保温効果が下がることが分かります。
2重サッシにするなど熱を逃がさない工夫で掃き出し窓のデメリットを克服することができます。
2重サッシは、防犯にも一定の効果が期待できるので、ご検討ください。