マンション売却の最終ステージが、残金の決済・物件の引き渡し。
決済と引き渡しは平日の午前中に1~2時間くらいで終わります。決済の場所は、買主の指定する銀行です。利便性の良い駅前の支店が多いので、午前を半休にするだけで大丈夫かもしれません。
決済・引き渡し日が決まったら、売主はすぐに住宅ローン一括返済の手続きをしてください。もし決済日に一括返済ができないと、移転登記ができず大変です。
決済・引き渡し、当日の流れ
- 売主の本人確認・書類の確認
- 買主の融資実行 → 売主へ残金の振込
- 税金・管理費などの精算
- 売主から買主へ、領収書の発行
- 鍵と書類の引き渡し
- 不動産屋に仲介手数料の支払い
- 司法書士に報酬の支払い
- 売主が住宅ローンを借りていた銀行に移動
- 売主の住宅ローン一括返済の手続き
- 抵当権抹消登記の書類を受け取り
決済・引渡し日の持ち物
引渡し日の持ち物は、担当営業が指示してくれます。
すでに、担当営業に預けてある書類もあるかと思いますが、念のために必要なものを記します。
登記済権利書または登記識別情報 | 移転登記に必要 | ◯ |
運転免許証またはパスポートなど | 引き渡し時、本人確認のため | ◯ |
実印 | 各種書類に押印 | ◯ |
銀行口座の通帳・キャッシュカード | 売買代金を振り込むための口座 | ◯ |
上記の銀行届出印 | ローンの一括返済・振替に必要 | ◯ |
住宅ローン一括返済の書類 | 借り入れしている金融機関に発行を依頼 | ◯ |
住民票 | 登記上の住所と現住所が異なる場合 | ◯ |
部屋・トランクルームの鍵など一式 | スペアキーも忘れずに | ◯ |
表中の ◯は絶対に必要な書類、△はできれば揃えたい書類です。
マンション売却で必要な書類
マンションを売るときに必要になる書類がいくつかあります。 もちろん、不動産会社に売却依頼をすれば、売却過程の段階に応じて「必要な書類」を指示してくれます。しかし、事前にどんな書類が必要になるのかを知り、二度手間にならないように準備をしてお...
決済・引渡し日の注意点
決済に臨むときは、遅刻と忘れ物は厳禁です。
以前、同僚(不動産営業)が担当している物件の決済・引き渡しを完全に忘れ、他のアポを入れてしまうことがありました。引き渡し当日に気が付き、事なきを得たのですが、私は他人事ながら血の気が引く思いでした。
決済・引き渡し、当日の流れ
- 売主の本人確認・書類の確認
- 買主の融資実行 → 売主へ残金の振込
- 税金・管理費などの精算
- 売主から買主へ、領収書の発行
- 鍵と書類の引き渡し
- 不動産屋に仲介手数料の支払い
- 司法書士に報酬の支払い
- 売主が住宅ローンを借りていた銀行に移動
- 売主の住宅ローン一括返済の手続き
- 抵当権抹消登記の書類を受け取り
まとめ
決済・引渡し日は平日に行われることがほとんど。お仕事が忙しくて、なかなか休みが自由に取れない方は、要注意です。
他に心配なことがある場合は、担当営業に早めにご連絡ください。経験豊富な営業ならば、対処法を知っています。