不動産屋選びで失敗して、悪徳不動産屋と媒介を結んでしまったら一大事です。
今回は、売れないだけじゃ済まないかも?
悪徳不動産屋の手口と見分け方を紹介します。
媒介契約がないのに勝手に買い主を見つける不動産屋
そもそも媒介契約って、なぜ必要なのかご存知ですか?
現在施行されている宅地建物取引業法において、媒介契約が厳しく規定されるまでは、不動産屋が勝手に空き地などを売り出していたそうです。(業界の都市伝説かもしれませんが・・・)
「お宅の◯◯の土地が、1億円で売れました」と契約をまとめに行ったそうです。
地主:「そんなこと頼んでないよ!」
悪徳不動産屋:「いやいや、もう売れちゃいましたから」
地主:「売る気ないから」
悪徳不動産屋:「買主が困るじゃないですか、もうローン組んじゃったし」
結果オーライだったことも、あるようですが、当然モメることも多かったようです。
こんな悪徳不動産屋が横行していたので、媒介契約に厳しくなったようです。
今では、考えられないようなことですが、悪いことで儲ける不動産屋がいるのは事実です。
囲い込みをする不動産屋
あなたがマンションの売却を頼んだ不動産屋が、
売主に内緒で、勝手にお客様の紹介を断っていたら、どう思いますか?
売るために頼んだ不動産屋が、紹介を断るなんて考えられない・・・、
そんなことないんです。
悪徳不動産屋は、両手契約を狙った「囲い込み」で、他社のお客様を紹介させないことは、少なからず起こっています。
オトリ物件で集客する不動産屋
オトリ物件や、オトリ広告も悪徳不動産屋が十八番(おはこ)にしている手口でしょう。
- 新宿駅、徒歩5分
- 75平米・2LDK
- 南向き・25階建ての最上階
- 価格・2,000万円
こんな、夢のようなマンションが売り出されていたら、誰だって問い合わせしますね。
オトリ物件は、実際には存在しない売却物件。
オトリ物件を掲載している広告が、オトリ広告です。
なぜ、悪徳不動産屋は、オトリ広告を掲載するのでしょうか?
オトリ広告につられて、問い合わせしてきた買い客に、
「残念、ちょうど昨日、売れてしまったんです」
と言って、他の物件を薦めるのです。
行政処分を受けた過去がないかをチェック!
全国の不動産会社を監督している省庁は国土交通省。
悪いことをして、行政処分を喰らった悪徳不動産屋は、データベースに残ります。
このサイトを覗くと、同業者としては震えますね。
指示・業務停止処分を喰らった宅建業者が、いかに多いのかを知ることができます。
免許の更新番号の数字が多い、いわゆる古くからやっている不動産屋もたくさん載っています。
マンション売却で最も大切なのは不動産屋選び
マンション売却 | 売却価格 | 売却期間 | 対応と手続き |
得意な業者 | 高く売れる | 短い | スムーズ |
不得意な業者 | 安くしか売れない | 長い | トラブル |
その資産を現金化するのが、マンション売却です。
大切な資産を、悪徳不動産屋に任せることのないように、慎重に選んで下さい。