- なるべく高く売りたい
- 早く売れないと困る
家を売りたい、多くの人が抱えている願いですが、
高く売る・早く売る、この2つは二律背反、いわゆるトレードオフ関係。
高く売りたければ、高く買ってくれる人を待たなければならない。(仲介)
早く売りたければ、購入希望額まで安くしなくてはならない。(買取)
矛盾する売主の願いを叶えるのが買取保証。
(不動産会社によっては売却保証とも呼ばれます)
ここでは、買取保証の特徴・注意点、不動産会社ごとの条件をまとめて紹介します。
買取保証の特徴と注意点
まずは、買取保証の特徴を解説します。
相場通りに仲介で一般客に売り出し、期間内に売れなければ、不動産屋に買い取ってもらえるのが買取保証。
仮に、買取保証の契約をせずに、仲介で半年売れなかった物件を買い取ってもらった場合、(不動産屋は)「売りにくい物件だから」と買い取り金額を安くします。
買取保証では、最終的な買取金額を事前に決めて、(確実に売れる)保険をかけた上で高値売却を目指すことができるのが特徴です。
買取保証のポイントは、期間内で可能な限り高値売却を目指すことにあります。
仮に、買取保証額が2500万円、仲介の売り出し価格が3000万円の物件があったとします。
一般的な仲介では、3000万円で販売したあと、売れなかったときに2500万円で買い取りを検討します。
しかし、買取保証付き仲介では、保証期間内に3000万円 → 2900万円 → 2800万円・・といったように段階的に値下げします。
これは、3000万円ではお客様がいなくても、2850万円や2800万円ならば購入するお客様がいるかも知れないから。
不動産会社にも、(期間内で)確実に売れる金額は分かりません。
分からないから、段階的に値下げして、購入希望者に判断してもらうのが合理的だからです。
- 一社しか選べない(専任媒介契約が必須)
- 買取り期限が決まっている(3ヶ月~1年)
- 40平米未満のマンションなどはNG
※不動産会社ごとの条件比較(下記)を参照
買取保証のメリット・デメリット
買取保証のメリットは、一定期間内で、より高い売却価格を目指せることに尽きます。
期間内で売れなくても大丈夫。買取保証金額で買い取ってもらうことができます。
売却期間が決まっていれば、住み替え先の資金繰りも調整できます。
お子さんの転校時期を新年度に合わせることも可能です。
また、離婚による財産分与・相続による現金化・転勤による住み替えなど、急いで売却する必要がある人にピッタリのサービスです。
メリット | デメリット |
家が売れ残る心配がない | 専任媒介が必須で一社しか選べない |
住み替えのスケジュールが立てられる | 買取保証額を比較してからでないとリスク |
期間限定で高値売却にチャレンジできる | 買取保証がない不動産会社も多い |
買取保証は、売れなかった場合のリスクを不動産会社が背負うサービスなので、売主には、あまりデメリットがありません。
あえて言えば、買取保証を契約できる不動産会社が一社に限定されること。
しかし最初に、複数の不動産会社の買取保証額を比較して、高い買取り額の不動産会社を選ぶことができます。
買取保証、不動産会社ごとの条件比較
買取保証は、すべての不動産会社が、行っているわけではありません。
買取ができる潤沢な資金力と、仲介で販売する実力の両輪がそろっていないと成立しません。
買取保証には、不動産会社ごとに物件の基準や条件があります。
リハウス | リバブル | 住友 | 小田急 | 野村 | |
媒介種類 | 専属 | 専属・専任 | 専属 | 専属 | 専属 |
仲介期間 | 3ヶ月 | 3~6ヶ月 | 3ヶ月 | 1年 | 1年 |
買換の融資 | あり | あり | ― | あり | ― |
マンション | 40㎡~ 新耐震基準 | 30㎡~ 築30年以内 | 40㎡~ 新耐震基準 | 30㎡~ 新耐震基準 | 30㎡~ 新耐震基準 |
一戸建て | 40㎡以上 | 40㎡以上 築30年以内 | 40㎡以上 | 40㎡以上 | 40㎡以上 |
土地 | 40㎡以上 | 40㎡以上 | 40㎡以上 | 40㎡以上 | 40㎡以上 |
買取保証額を比較できる すまいValue
売主にリスクのない買取保証。
せっかくですから、より保証額の高い不動産会社を比較したいですね。
不動産一括査定のすまいValueならば提携する6社のうち5社が、買取保証サービスを実施しています。
すまいValueに参加している大手6社
11万件の実績・40%以上のシェア
あなたの大切な資産を売却するとき、ダメな営業マンに担当されたらガッカリですね
すまいValueは不動産仲介、大手6社の売れるエース営業が担当する不動産査定
取扱高 (2020年3月) | 仲介件数 (2020年3月) | 手数料収入 (2020年3月) | 店舗数 (2020年3月) | |
三井のリハウス | 1位 1兆7832億円 | 1位 42,818件 | 1位 849億円 | 282店 |
住友不動産販売 | 3位 1兆2875億円 | 2位 37,715件 | 2位 670億円 | 276店 |
東急リバブル | 2位 1兆3159億円 | 3位 26,437件 | 3位 622億円 | 190店 |
野村不動産G | 4位 8723億円 | 5位 9,515件 | 4位 351億円 | 92店 |
三菱地所 ハウスネット | 762億円 | 1,427件 | 28億円 | 22店 |
小田急不動産 | 461億円 | 1,283件 | 19億円 | 20店 |
※手数料収入・・・売買仲介で発生した仲介手数料の総額。3億円のマンションを仲介(片手)ならば約900万円。
※仲介件数・・・・売買の仲介のみでカウント(賃貸は含まず)。両手取引の場合は1件でカウント。
買取保証で買取金額を比較する方法
買取保証付き仲介は、最終的に買い取ってもらえる金額を事前に知ることができます。
すまいValueを経由して依頼すれば、買取保証の金額を比較することが簡単です。
すまいValueの申し込み欄の、ご要望・その他の連絡事項、という項目に記載しましょう。
【記載例】
買取保証付き仲介を検討しています。
買取保証金額もあわせて、査定してください。