初めての内覧は、ドキドキ緊張するもの。
変な質問されたら困るから・・・。
内覧前に準備を怠らない売主さんも多いでしょう。
内覧を受け入れる、あなた(売主)も緊張していますが、
同じように、お客様(買主)も緊張していることは忘れないでください。
質問したいことの半分も聞けず、見たいところも見れずに帰ってしまうお客様も意外に多いんです。
売主自身がリラックスして、質問しやすい雰囲気づくりも内覧を成功に導くポイント。
今回は、内覧で尋ねられる質問と模範回答を紹介します。
内覧時間は15分程度
まずはじめに、内覧の基礎知識をおさらいします。
お客様が内覧にいらしてから、帰られるまでは約15分程度と考えて下さい。
よく売主さんに質問されるのですが、内覧のときにお茶出しは不要です。「せっかく出されたから飲まなくては」「間が持たないから会話をしなければ」と買主にいらぬ気遣いをさせてしまいます。
あと、クローゼット・収納スペース・水回りなど、どこも見られると覚悟して下さい。見られないのは冷蔵庫の中身くらいです。(笑)
掃除や整理整頓は徹底的にしますが、傷や壁紙の穴などを無理に隠す必要はありません。ただし、どうしてその穴が空いたのか、なぜフローリングに傷がついたのか、は説明した方がいいでしょう。直せばもとに戻ることは買主にも分かります。どういうことをすると壊れるのか、買主は原因を知りたいのです。
内覧中は、お客様について回らなくて結構です。それは不動産営業の仕事。売主はリビングで待っていて下さい。内覧の最期にお客様はリビングに戻ってきます。
内覧でお客様に質問されること
内覧では、お客様から以下のような質問があります。
どれも「不動産営業に聞いても分からないでしょ?」ということで、お客様は、実際に住んでいる売主に尋ねたい質問です。
- どうしてマンションを売却するんですか?
- マンションで問題になっていることはありますか?
- 両隣と上階にはどんな人が住んでいる?
- 近くでタバコを吸う人はいますか?
- 近所で困った人はいませんか?
- 深夜の騒音はありませんか?
- マンションに(買主と)同じくらいの子どもは?
- 置いていく家具やエアコンは?
売主の回答は、嘘がなく・ポジティブに
内覧でお客様から質問されたことは、変に取り繕う必要はありません。多少、都合の悪いことでも堂々と答えて下さい。
基本的には、嘘をつかないで欲しいのですが、これは100%本当のことしか言わない、というわけではありません。
騒音や近所に困った住人がいる場合には、素直に話すべきですし。同じマンションの隣の部屋で自殺や一家心中があったら、正直に話さなければいけません。
しかし、売却理由などの非常に個人的な質問に対しては、多少の嘘が許されるケースです。「会社で左遷され、給与が下がってしまい、ローンの支払いが厳しくなった」と素直に言う必要はありません。
「親の介護で同居することになったので、マンションは売却することにします」こんなふうに答えていただければOKです。
素直に話す方がいいのか、多少の嘘が許されるのか、判断に迷った時には必ず担当営業に相談して下さい。どちらにすべきかは営業から適切なアドバイスがあるはずです。
NGな売主の態度
よくある売主の態度として、
妙に卑下した話し方をする人がいます。これは、意識して止めたほうがいいと考えます。
思い当たる言動はありませんか?
本人としては、意識してそうしているわけではなく、いたって無意識なのでしょう。
気をつけて下さい。
まとめ
マンション売却 | 売却価格 | 売却期間 | 対応と手続き |
得意な業者 | 高く売れる | 短い | スムーズ |
不得意な業者 | 安くしか売れない | 長い | トラブル |
初めての内覧は、とにかく緊張します。
あなたは、緊張を和らげる方法をご存知ですか?
緊張を和らげるためには、しっかりと準備をすること。どんな質問をされるか、分からないからドキドキするのです。
こうした準備が、緊張感を和らげて、内覧時の良い雰囲気づくりに役立ちます。
汚い部屋でビックリしたでしょう。
こんな部屋じゃ、なかなか買ってもらえないわね。